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2008年 7月 18日 (金)

心根

by 清田哲也

 悪いことしたらバチがあたる。小さい頃、よく言われてました。玄侑宗久さんというお坊さんがいます。この方、作家でもあるんですが、何年か前に読んだこの方の著書のなかに、ものすごく納得したくだりがありましたのでご紹介します。結論からいいますと、今の子供は、悪いことしたらバチがあたると思っている人数が少ないんです。その結果、各種犯罪の低年齢化がすすんでいる。我々の頃は眼に見えないものの存在を何かしら感じていたはず。お化けであり、神様であり、親や先生が見ていなくても、悪いと思ってする行動には、常に”後ろめたさ”がつきまとい、それが、かなりの抑止力となっていたはずです。だから加減ができていたんだと思うのです。もちろん、今でも、悪いことしたらバチがあたると思ってます。いよいよ、夏休み子供に目に見えないものの存在を教えるには、絶好の季節です。


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