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2008年 2月 25日 (月)

建設行政について

by 清田哲也

公共工事とは、住民の生活向上に資するための社会資本整備を、国や地方自治体が税金を使い、発注する工事のことです。今さら、そんな当たり前のことをなぜ言うのかと思われるかもしれませんが、「住民の生活向上に資するための社会資本整備」という文言の意味をよく考えていただきたいのです。近年、マスコミ各社の報道は公共事業=悪であるという印象を全国に広めてしまいました。もう一度先程の文言を思い出してください。「住民の生活向上に資するための社会資本整備」皆さんの生活向上のための行為がなぜ悪になりえたのでしょうか?公共工事自体に悪になる要素は何一つ無いのです。本来、国民のために必要不可欠な公共工事を悪にしたのは、誰と思いますか?利権に目がくらみ、住民の生活向上に全く関係のない無駄な道路や建物を右肩上がりの景気にどっぷり甘え、次から次に造りまくりました。しかし、経済が思うようにならなくなった途端、真っ先に縮減されたのが公共工事です。みなさんの生活向上のための行為が真っ先に削られたのです。地方の社会資本整備は全然行き届いているとはいえません。道路がたった10kmできれば、救急搬送が30分以上も短縮され、従来助からなかった命が救えるようになるのです。本当に必要な公共工事を後まわしにしておきながら、無駄な物を造り続け、お金がなくなったからもうしませんというのではまさに開いた口が塞がらないというしかありません。


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