2012年 10月 29日 (月)
地方分権
by 清田哲也
広域行政機構についての記事が、先週の木曜日の朝刊に載っていました。
被災地である東北地方の地方紙、全国市では昨年から大きく取り上げられてきた問題ですが、九州ではほとんど紙面に載ることもなく、多くの方が知らない間に、政府の方で着々と準備が進められてきていました。
僕自身、一般質問で一度取り上げましたが、全国的に反対の声が多く、政府も法案提出を見送っています。
市町村に対する説明不足もたしかに大きな問題ですが、九州広域行政機構の制度そのものに大きな欠陥があるという指摘をマスコミにはして頂きたいと思います。
その欠陥とは、各県の知事と県議会の議長が構成員となり、長はその中から選ばれるという点です。本来の道州制は、首長公選制なのですが、他県民が選んだ知事が、自分たちの広域行政の長に、ある日突然就任してしまうのです。
基礎自治体と国とのつながりがどれほど大切か・・
被災地に視察に行った際に説明頂いた担当係長がはっきりいいました。
「県は何もしてくれない。国との直接交渉で住民は救われた。」
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