2012年 11月 13日 (火)
TPP
by 清田哲也
今のような円高環境で本当にTPPに参加して大丈夫なのか?
答えは大丈夫ではない。だと僕は思います。シャープ、パナソニック、ソニー、日本が世界に誇る一流企業が、見たこともないような赤字を計上しています。世界の電化製品市場をリードし続けた日本を代表する企業が、世界の市場からその座を奪われています。
現在の為替相場は、企業のいかなる努力をも飲み込んでしまいます。
リーマンショック以降、量的緩和を継続しているアメリカに対し、中途半端な対応策しかできない日本銀行、ドルの流通量は増えるなかで、円の流通量は増えていかない、相対的に円が高くなるのは当然です。さらに、なぜだか、日本国の借金は1000兆円になる!!とか不安をあおる宣伝が?出回って、日銀の国債購入をけん制しています。
今の為替相場でTPPに突入すると、安い外国製品がさらに安く国内に入ってきますが、他国の輸出増加ほど、日本製品の輸出は伸びません。
今、TPPに参加することは、自殺行為に等しいと僕は思います。
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