情報

　インターネットの普及で、簡単に様々な情報を目にすることができるようになりました。しかし、その一方で、情報量が多すぎてその取捨選択が困難になったようにも思います。例えばTPP問題、賛否両論ありますが、なにがメリットで何がデメリットなのか、そのデメリットを克服するために何をすべきなのか、今一わかりづらい状況にあります。このような問題は身近なところにもあります。道路がいるかいらないか、アンケートによせられた意見を見ると、道路に使うお金があるなら福祉に回してほしいとか、違う路線を検討すべきとか、なぜ計画が遅れてきたのかなどの反対意見。道路の財源は福祉にはまわせないという情報、様々な調査、国県の認可、他路線との調整を経て合理的に計画決定されているという情報、計画当初から現在までの経緯に関する情報、説明会、勉強会を開催した上でのアンケートであるにも関わらず、参加してない方々は情報がないため、初めて聞いたうえでの意見を述べる。行政や政治が発信する情報を聞かない方が悪いのか、伝えきらない方が悪いのか、いずれにせよ興味があることは調べやすい環境が整っていますので、まずは、行政、政治を身近に感じ、自ら情報を集めるということが今まで以上に大切になったような気がします。