2008年 4月 17日 (木)
自民一考
by 清田哲也
自民党の始祖は明治政権時に伊藤博文が設立した政友会なのだそうです。当時、官僚は天皇が直々に任命していました。議員は貴族院と官僚出身者が中心でした。しかし、時の流れとともに、それ以外の議員が勢力を強め、官僚主導政治がやりづらくなったのを機に政友会の立党となったそうです。よくよくこの事実から考えると、日本は明治からこの方、ずっと官僚政治国家であることがわかります。自民党そのものが官僚政治をスムースに行うために作られた政党であるという歴史を認識すると、今の有り様は納得です。基本的に日本の官僚は超優秀なので、ベクトルさえ間違わなければ素晴らしい政治になるんですが、どうも最近はそのようにはなっていません。原因は一概に言えませんが、”私欲”の強い人が増えすぎたように思えてなりません。
それと、各大臣が自分の部下をうまく使えない、使える大臣がいないのも大きな要因です。結局は人と人なのですから、目的を明確に掲げ、”いい仕事”をしてほしいもんです。
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