学力の話

　みなさん、おはようございます。
ある先生から「清田さん、保護者が求める学力ってなんですか？」と聞かれました、僕は、「中学生であれば志望校に合格できる学力、小学生であれば教科書の内容を理解し、中学の勉強につまずかない学力ですかね。」と答えました。この先生が言いたかったのは、考える力とか、生きる力とかそういう抽象的な学力ではなく、小中学校では、まず、テストでいい点数をとれる学力、つまり基礎的学力をしっかり身につければ、考える力や生きる力は、その基礎的学力をベースにその後の人生経験で身についていくものだということです。僕もそう思います。
皆さんも一度は目にしたことがあるかと思いますが、旧日本軍の特攻隊員のみなさんが、書かれた遺書、例外なく美しい文章、美しい字体で書かれています。読み書きそろばんと言いますが、戦前教育の水準の高さを示していると思います。
小中高の１２年間より、そのあとの人生のほうがはるかに長いです。宿題や授業にうなるのもこの間だけ、学生の皆さん、目の前の宿題に恨み節を言いたい気持ちはよ〜くわかりますが、勉強はしないよりしたほうが絶対にいいので、暑さに負けず、真面目にやりましょうね。