2008年 7月 24日 (木)
財源不足・・
by 清田哲也
永田町と霞ヶ関に長くいると、世の中の実態を見失うのでしょうか?少なくともこの10年、いや、バブル崩壊後日本経済は右肩下がりを続けています。地方にいる方で景気がいいと実感していらっしゃる方はほとんどいないでしょう。個人収入が増える見通しもなく、社保庁の堕落ぶりをみて老後に不安を感じれば個人消費なんて伸びる訳もなく、住宅着工戸数などを景況判断に使うこと自体ナンセンスだと思います。税収増につながる要素がない10年をただじっとだまって見過ごしてきたつけがそろそろまわってきました。チャンスはあったと思います。それはバブル崩壊直後、全ての業種において、根本的な構造改革に取り組み血を流していれば、その時なら各企業痛みに耐える体力は十分に残っていたはずです。建設業が最たる例、淘汰の時代といわれ10年経ちます。10年一昔です。構造改革による淘汰ではなく、事業額の減による自然淘汰がじわじわと進んでいるにすぎません。優良業者も共倒れしています。経済の実態を把握した、机上の論理に偏らない財源策を期待したいところです。
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