2009年 11月 6日 (金)
佐渡市、新潟の様子
by 清田哲也
佐渡市には、海洋深層水の利活用施設と855km2で6.5万人という佐伯とほぼ似通った状況で、合併後の財政や議会運営の様子を視察にいってきました。海洋深層水とは水深200〜300mにある海水で低温安定性や清浄性、富栄養性に優れており、その特性を生かして飲料水や蓄養(いけす)さらには、技術的に難しいとされる黒鮑の稚貝を養殖したりしています。水そのものはたくさんの可能性を秘めた利用価値の高いものなんですけど、施設そのものの運営コストや製品の普及に苦慮しており、市としてはかなりの負担になっております。合併後の財政は、やはりかなりの厳しさで、離島ということもあり佐伯よりも多額の特例措置を認められているとはいえ、観光、農漁業、公共事業が主要産業の佐渡市において、ピーク時の六分の一の観光客、付加価値をつけれない農漁業、公共事業は言うまでもなく、島全体が沈滞しています。こういう他市を見るたびに、合併って何なんだ!?と考えさせられます。それと、余談ですが、曽我ひとみさんが拉致された現場を見たんですけど、小舟に乗せられ川をくだり、寒風吹きすさぶ日本海の船に移され、異国に連れて行かれる様子がリアルに想像でき、ホント怖かったです。
新潟は思ったより繁華街ではありませんでした。しかし、日本酒は超うまいです。
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