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2010年 1月 21日 (木)

JAL

by 清田哲也

 年末から”沈まぬ太陽”を読み上げました。山崎豊子さんの作品は、フィクションとノンフィクションの間というか、リアリティの高い作品が多く、”不毛地帯”も伊藤忠商事と瀬島さんのことを書いているというのは、想像に難くありません。今回のJALの法的整理は当然の結果であるし、こうなった原因は報道されている内容よりも、もっとひどいものだったんではないかと思います。民営化後も旧運輸省からの天下り機関と化していたJALは、経営幹部に官僚支配が横行し、安全やコスト、経営戦略などの民間企業であれば当然のことさえも片隅に追いやり、自分たちの既得権益の死守のため仕事をしている状態だったのではないでしょうか?政治家と官僚に食い物にされた会社です。新しい経営陣の元、早期の経営改善を望みます。
 しかし、公共性や連鎖倒産の規模を考えれば政府保護のもとの再建は仕方なのかなとは思いますが、今の経済情勢の元苦しんでいる多くの中小企業のことを思うと少々腹立たしい気もしますよね・・


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