2010年 3月 29日 (月)
おいしそう
by 清田哲也
完全にプロのパン屋さんです。味も抜群でした!!
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写真のパンは”森のクレヨン”というパン屋さんのパンです。このお店は大分にあります。このパンを作っているのは、知的障害の授産施設に通っている方々が作ったパンです。先週の金曜日、鶴岡地区社協の研修で大分の知的障害者授産施設を見学してきました。その施設の発祥は佐賀関のお寺が始まりで、戦後、身寄りのない子供達を預かるところから始まりました。その後、知的障害者の施設になるんですけど、昭和50年代はまだまだ、社会の理解が少なく、本人もその家族も、社会から孤立していたそうです。ここの施設のテーマは共に生きる、就業訓練、支援の一環としてのパン作りにとどまらず、一般市場のパン屋さんと同じ土俵で、それに負けないパン作りを確立しています。理事長先生いわく、本当の自立のためには、”甘え”は厳禁障害者だからという観念からの脱却こそが真の自立支援であるとの言葉に感銘を受けました。また、法律で救えない人たちを救うことが、地域社協の真の役割であることを再認識できました。
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