世論

　満州国建国に際し、旧日本陸軍による報道操作がなされ、大恐慌以来景気の低迷にあった国民世論は大陸での権益拡大に熱狂し、陸軍の思惑通りに事が進んで行きました。この時代からマスコミによる世論の誘導があったのです。昨年の政交代前と後では明らかに報道の質が変わったような気がするのは僕だけでしょうか。自民党政権末期は、とにかく自民党バッシング、まさに重箱のすみをつつくかのような報道合戦がなされていたように思います。正直、民主党政権の誕生は、報道機関の協力によるところが大きかったように思います。政権が変わったこと自体はよいことだと思います。制度疲労を起こした官僚機構を再構築するきっかけにはなったはずです。まさに、ここが肝心なんですけど、官僚機構を再構築し、人口減少、縮小経済下での新しい国の形を造るのが民主党が今しなければならないことなんです。少し横道にそれましたが^^;　政権交代後の報道は報道本来の姿である、真実を粛々と伝え、偏った意見を述べないようになったように思います。”政治は国民が選挙で選んだ結果”なんていうフレーズが、コメンテーターから出るようになったのはいくらか健全になった証拠だと思いますが・・