2011年 3月 3日 (木)
煽動
by 清田哲也
NHKの番組で、日本はなぜ戦争に突入したかを検証するというものがありました。当時の新聞社や軍部に在籍していた方々に取材をしているのですが、最初は軍部からの依頼で、満州国は日本の国益であるとの論調を強めたのがきっかけで、あとは、それに煽られた国民世論が増長し、マスコミも政治も、軍部も、本当の考えを言うに言えなくなったとの証言でした。
これって何か今の日本みたいじゃないですか?
公共事業の負の部分だけを煽りたて、経済政策の基本や公共事業の正の部分は全く黙殺され、煽動され、増長した歪んだ民意に迎合した政治・・
中国には国土を脅かされ、GDPでも抜かれるし、ロシアからは北方領土に基地作られようとしているし、まさに、日本国は危機にあるという認識が今必要なんじゃないですか?
民意ではなく政治家としての高度な判断を放棄してきたツケともいえますし、誤った民意を植えつけられた、我々、有権者の自己責任ともいえそうです。
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