2011年 10月 3日 (月)
事実ですその2
by 清田哲也
先週の続きですが、福島県内の妊婦さん、本当に悲しい話ですが、人工中絶を検討してらっしゃる方が多いそうです。放射線の問題がなくても、絶対に無事に生まれてくるという保証はないのですから、今回のような状況ではなおさらです。もう、なんて言っていいかわかりません。
お話を伺った、Mさんは、原発30km圏外、家も津波被害を免れているため、なんの保障もありません。ただ、福島に住み続けることに不安を覚え、ご家族で佐伯に着の身着のまま、自主避難してきたそうです。
収入もなくなり、4月の給食費は、お金を借りてなんとか支払ったそうです。それでも、私たちのように、自主避難できてる家族は幸せですとおっしゃっていました。子どもへの健康被害に不安を抱えながら、今でも、福島で暮らす友人がたくさんいます。行政の助けがあれば、みんな佐伯に逃げてきてと言えますが、先立つものがなければなかなか声もかけられません。
市の方とは、話をはじめました。Mさんには、正直話しましたが、佐伯は被災者を優遇し、多く受け入れることによって得られるメリットがあります。
大きな視点からの、市の英断に期待したいです。
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