佐伯はどうでしたか？

　帰省されていた皆さん、久しぶりの佐伯はどうでしたか？
離れて暮らしていると、故郷はいつ帰っても、落ち着くいいところ、ですよね。僕もそうでした。でも実際に生活してみると、なかなか暮らしにくいと感じることも多々あります。まあ、それは、どこで生活しても似たようなもんかもしれませんが（笑）
　ところで、よく年配の方から言わることがあります。
「息子が帰りて〜っていいよんじゃけど、佐伯は働くとこがねえ・・」
たしかに・・と思っていたのですが、なんでかなと、最近読んでいる本がヒントになり考えてみると、ズバリ、公共事業が減ったからだとわかりました。佐伯の企業数、建設業が15年前に比較し激減です。それ以外はそんなに減ってない。建設業は、もっとも機械化が困難な産業であるため、人手に頼る作業が多く、他の産業より多くの雇用を創出します。そして、よく言われる乗数効果、資材、飲食、小売りなど、建設業者から多くのお金が市中に出回る効果があります。「国が公共事業を減らして、マスコミが公共事業悪者にしたから、佐伯の職場減ったんですよ。」と言ったら、この方、いぶかしそうに僕を見てました。政治、経済のニュースを新聞とテレビでしか見ない方は、公共事業は悪だと信じ切っていると思います。このことこそが、この20年間のデフレ不況の原因であると早く気が付いてほしいと思います。景気が悪くなったら、公共事業を増やす、どこの国もやっている当たり前の政策をやっと、安倍政権が取り戻してくれそうです。
佐伯にも職場が増えて、誰もが住みたいと思う故郷になるといいですね！