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2011年 2月 3日 (木)

住民投票その7

by 清田哲也

 住民投票に関するビラや新聞折り込み見られた方、多いと思います。
その文中に”佐伯市は1000億円もの借金を抱えることになるかも・・”というくだりがあります。いつの時点で1000億なのか、なぜ1000億なのか、様々な資料を見直しましたがその根拠を見つけることはできません。市の財政シュミレーションでは平成26年度での公債費(借金)総額は約620億円となっています。もちろん、大手前開発、市庁舎建設分も含んでいます。平成21年度から比較すれば約55億、逆に借金は減るという見通しなんです。さらに言うと、620億のうち実際に市が返済しなければならない金額は約295億円なんです。

これどういうことかといいますと、ここで何度か触れましたが、例えば合併特例債を100億使ったとしましょう。しかしそのうちの70億は国が交付税として上積みでくれるので、実質手出し返済額は30億でいいんですね。
このように、特例債以外にも過疎債や辺地債などすべての借金の補てん率は平均して50%を少しこえていますので、額面は620億の借金があっても純粋な手出し返済額は約300億円くらいということになるんですね。

 なぜ1000億円という数字で市民の不安をあおるような文章を作ったのか・・理解に苦しむところです。


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