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2007年 10月 5日 (金)

建設業の倒産について

by 清田哲也

最近、建設業の倒産、廃業が相次いでいます。佐伯市では今週も建築会社が1社、大分市内でも県内準大手の老舗が民事再生。みなさんもご存じのとうり、公共事業削減のあおりをうけての結果なのですが、原因はそれだけではありません。事業量が減っているだけではなく、設計労務単価も普通作業員だけを比べてみるとなんと、10年前の約半額になっています。現場で汗をかき、道路や学校を造っている人達が1日働いてその人達を雇用している会社に入るお金が10年前は1日約2万円、それが今では1万円ちょっとになっています。実際、普通作業員さん達に会社が支払うお金は1万3千円〜1万6千円が相場で、設計単価からすると会社は2〜4千円を手出ししているのが現状です。材料費においても市場価格を反映したうえでの設計がいまいちなされていません。品物によっては購入するだけで赤字になるものもたくさんあります。(今は、鉄製品がすごいことになってます!)無駄な公共事業には反対ですが、設計内容をもっと吟味した発注をこころがけてほしいものです。


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