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2008年 5月 13日 (火)

医療と介護の間

by 清田哲也

 巷を騒がせている後期高齢者医療制度、前にも書いたように、医療費の削減ありきの乱暴ともいえる制度ですが、このまま見直されることなく運用となれば、様々な点で都道府県毎に医療費削減を競わせ、達成できない県には保険料アップなどのペナルティが科せられます。その一つの例として、”在宅看取り率”というのがあります。昨日まで元気で急に体調を崩しそのまま病院で安らかに・・という人ばかりならなんの問題もないのですが、通常、年を重ねれば持病を抱え、入退院を繰り返しながら、ある程度の入院期間を経てそのまま病院で・・というのが普通です。それを、在宅で看取ることを前提に制度を作ってしまっているのです!!身寄りのない方はどうするのか?それに、現代はほとんどの世帯が共働き、終末期における在宅での看取りなんて、非現実的です。夕方、帰ったら・・なんてことになりかねません。もっと、現実に沿った形の制度を作るべきではないでしょうか?


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