臨時議会

　金曜日臨時議会が開会されます。
国、県の職員給与削減に伴う、市職員、議員の給与削減についての議案です。佐伯市は合併以降、職員給与を5パーセント削減してきています。合併という大きな痛みを伴う改革を受け入れた一つの事例です。議員も、ご存じのとおり、合併前は100人を超えていましたが、今は26名となっています。そのほか、合併を行っていない自治体も、定数削減や、給与削減は結構やってます。何も変わっていないのは、国と県です。7.8パーセントの国家公務員の給与削減、俺たちが減らすんだから、地方も減らせと、今までの地方の努力を無視した、上意下達です。ラスパイレス指数というものがあります。国家公務員の給与を100としたときに、自治体の給与水準はいくらかを見るもので、佐伯市は99.5、大分県は108.8となっています。なので、県が、国家公務員並みにこの際下げようというのはわかりますが、本来ならば、佐伯市がこれに追随することはありません。また、このデフレ不況下で、市の職員の消費が冷え込むのは、佐伯市の地域経済にとっても大きなマイナス要因となります。しかしながら、労使交渉の過程や、国、県、市の関係など、数字に表れない部分も勘案しながら、判断しなくてはならないと思っています。