2012年 1月 18日 (水)
廃校施設の再利用
by 清田哲也
佐伯市内でも小中学校の統廃合が進み、使わない学校施設が増えていく傾向にあります。耐震性の観点からすると充分ではないにせよ、まだまだ使える校舎、体育館はたくさんあります。実際に、社会体育の団体などは、普段の練習場として使わせてほしいとの要望があります。しかし、市は許可しません。一番の理由は安全。つまり、市有の施設で万が一、施設の維持管理に起因する理由で事故があった場合困るからということです。責任論だけいうならば、使用者に施設の老朽化による事故には一切責任を負わないと確認したうえで使用を許可すればいいし、どうにかして有効利用していこうという発想がないように感じています。
京都市などは、博物館や、市民団体の活動の場として廃校施設を再利用しています。お金をかけて解体するのか、有効利用の方法を真剣に探すのか・・
安全を前面に出して、一切使用禁止は楽ですが、何も生まれませんね。
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