2008年 3月 19日 (水)
小泉純一郎
by 清田哲也
飯島勲氏についての記述を3年ほど前に、ある本で読んだことがある。当時、内閣総理大臣であった小泉氏の秘書官を務めていた彼の、秀逸なる仕事ぶりや、非凡な才能、決して順風満帆とはいえない生い立ちについて、丁寧に書かれていた。とある大企業の役員から聞いたことがる、「凄い代議士には、どちらが代議士かわからないような秘書がつきものだ」と。小泉総理時代、閣僚のしょうもないスキャンダルはほとんど報道されることはなかった。飯島氏の、身体検査の精度の高さの賜物である。小泉総理は歴代総理が手をふれることができなかった郵政民営化をやり遂げた。長年のアメリカからの要求事項であったものの、自民党の強力な集票マシーンであった郵便局組織との決別を恐れ、誰もできなかった事を小泉劇場満員御礼のうちにやってのけたのだ。小泉劇場のミラクルなシナリオは、全て飯島氏の手によって書かれ小泉さんは、その期待通りに、しっかりと演じきったどうもそんな気がしてならない。そんな、二人が、最近どうも、テレビへの露出が増えてきている。ひょっとしたら、小泉劇場の第二幕はもうはじまっているのかもしれない。
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