2008年 6月 3日 (火)
由布市の英断
by 清田哲也
この前の新聞に由布市が旧挾間町時代から行ってきた下水道事業を中止するとの記事がでてました。これはかなり良識ある決断であると思います。下水道は造るときはもちろん、出来た後の維持費がかなり地方自治体にとっては重荷になっています。住宅が密集し、人口も多い都市部では、物理的に合併浄化槽を各戸にいれるより、下水道の方が合理的で、使用頻度(つなぎこみ率)も高く毎月の使用料で維持管理もなりたつのですが、由布市、佐伯市などの地方都市では全くもって不経済きわまりない代物なのです。30年くらい前に策定された下水道計画に則り連綿と下水道事業を続けている自治体は間違いなく、今後、財政破綻にむけて加速していくだけです。自分の街に合った、設備投資をしっかり考えるタイムリミットが迫っています。
|