2009年 9月 18日 (金)
政治VS官僚
by 清田哲也
本来、対決すべき関係ではないはずなのですが、近年の政治は官僚主導型と呼ばれ、政治家が自分たちの手に政治そのものを取り戻す必要性がさかんにさけばれるようになりました。ずっと前にも書いたんですけど、各省庁の外郭団体や、いわゆる天下り制度は、田中角栄総理が確立したものだと何かの本で読みました。当時は政治化主導の当たり前の政治がなされていて、官僚を使いこなす一つの手段として退官後の生活保障をしてあげようというのがそもそもの始まりでした。それが、いつの間にやら母屋をのっとられるような状態になってしまいました。有難い天下りが、いつの間にか官僚としての当然の権利のようになり、まさに官僚天国という言葉のような状態になってしまいました。結果として、少しずつ自民党の政治家の首をしめていった結果が今回の政権交代につながったといえます。議員は民意を政治に反映させるのが基本、民主党がいかに官僚を国民の利益のために使うかが問われています。
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