中学校を卒業する皆さんへ

　先週の金曜日、我が母校、佐伯城南中学校の卒業式にお招き頂きました。体育館こそ新築され、僕らの時にはなかったものですが、卒業式での皆さんの風景は20数年前のあのころと同じでした。今時の子は・・なんて、廻りの大人たちが皆さんのことよく言ってますが、子どもは昔となんら変わっていません。変わったのは、皆さんをを取り巻く環境と大人の価値観です。皆さんは生まれたときから不平等です。顔も、身長、体重も性格だってみんな違います。平等をおしつける大人のほうが間違っています。その不平等の集団がいかに公平に成長していくかを模索するのが勉強です。その過程で友と過ごした時間は皆さんが平等に共有できる財産です。義務教育の終わりは、時間の使い方の選択肢の広がりを意味します。使い方を自分で決めた以上、それに伴う結果については、全て自分の責任です。自分を信じて、悔いを残さない時間を過ごして欲しいと思います。皆さんが、将来の佐伯を、日本を背負う大人になるまで、先に生まれた者の責任として全力で応援します。頑張ってください！！